フリーランス、個人事業主のみなさま、こんにちは、あすーです。
毎年6月になると頭を悩ますのが税金&社会保険の支払い関係ですよね。
毎回支払うたびに少しでもお得にならないかと思うものです。。。
金額は変わりませんが、クレジットカードで支払える税金もあります。
ならばせめてクレジットカードで納付してポイントやマイルを貯めよう!という記事です。

ここでは横浜市在住で青色申告者の私の例をもとにまとめてあります(東京都の支払い方法も書いてあります)が、市県民税などはお住まいの自治体にもよりますのでチェックしてみてください(^^)

NEW! 横浜市では2020年にようやく住民税のカード払いが開始され、残る未対応項目は個人事業税と国民健康保険料のみとなりました。

毎年どれがクレカで支払えるのか調べてるので、2021年6月現在のまとめをシェアします♪

個人事業主が支払う税金&社会保険まとめ

まずは個人事業主が支払う主な税金の一覧と現在のクレカ対応を表にまとめました。
人によっては自動車税や固定資産税なども発生します。
自動車税など、その他のクレジットカードで支払える国税は下記リンクを参照ください。
クレジットカード納付のQ&A|国税庁

税金・社会保険名クレカ納付横浜市備考
所得税(国税)
予定納税(国税)
消費税(国税)
住民税(市税)
個人事業税(県税)東京都は対応
国民健康保険料一部の自治体で対応
国民年金

クレジットカード納付のメリット

次にクレジットカード納付のメリットを考えてみます(^^)

ポイントが貯まる

最大のメリットはこれですよね。
イントロにも書きましたが、結構な額を支払うので、その分のクレジットカードのポイント/マイルが見込めます。
〇〇ヶ月で〇〇万円利用キャンペーン等を行っているクレジットカードだったりするとボーナスポイントがもらえることも♪
(※国税はだいたいポイントつきますが、カード会社によっては税金納付にはポイントを付与しないカードもあるのでご自身のカードを一度確認してみてください。この記事の最後の方にも書きましたので合わせて見てみてください♪)

手軽で時短

ネット環境さえあれば自宅にいながら24時間納付が可能なので、現金をおろしたり、(お化粧したり笑)、わざわざコンビニや銀行窓口に出向く必要がありません。
金額によってはコンビニ支払額オーバーで銀行窓口に行く必要がありましたが、カード払いなら限度額さえ越えなければOK!
無駄な労力と時間を節約できます♪

実際の支払いを先延ばしできる

通常のクレジットカード利用と同様、口座から引き落とされるのは約2ヶ月先になります。
ですので、税金の出費を予測していなかった場合や、出費が立て込んだしまって困ったときにも支払いの猶予ができます。
別途カード会社指定の手数料がかかりますが、分割払いやリボ払いも可能です(^^)

多額の現金を持ち歩かなくてよい

場合によってはATMから税務署や銀行、コンビニなどへ現金を持ち運ぶ必要があります、カード納付ならそのリスクから開放されます!
うっかり置き忘れたり、ひったくりに警戒しながら歩くのって神経使って疲れますもんね。

クレジットカード納付のデメリット

もちろんすべてのことにデメリットはつきものですよね。デメリットと思うか注意点と思うかはその人次第(笑)

手数料がかかる

唯一にして最大のデメリット、それが決済手数料。
国税のクレジットカード納付ですと、1万円につき約83円の決済手数料(税込)がかかります。
10万円納付するとすると、836円の手数料がかかります。
国税クレジットお支払サイトで試算できます。
この決済手数料をクレジットカードのポイントと比べてお得と判断するかどうかが分かれ道でしょうか。

その都度手続きが必要

口座引落での振替納付は1度登録すれば毎回引き落とされますが、カード払いにする場合は毎回の納付手続きが必要です。
ちょっと手間ですが、年数回ですので、たいして気にならないですかね。

領収証書が発行されない

クレジットカードによる納付では領収書が発行されませんので注意が必要です。
領収証書が必要な場合は、現金で金融機関や税務署窓口で納付することになります。
ただし、後日「納税証明書」を発行してもらうことは可能です。
また、納付時に登録したメールアドレスには納付手続き完了メールが届きます。

1000万円以上の納付は複数回納付手続きが必要

タイトルの通りですが、悩む日は来なそうですが念の為(笑)
クレジットカード納付の利用可能額の上限が1000万円なので、それを超える金額の場合は納付手続きを数回に分けて行うことが必要です。
また、当然ですがクレジットカードの利用上限を超える支払いはできません。

クレジットカード納税できるかは自治体による

国税以外の税金の納付システムは各自治体が独自に構築しているため、自治体によってクレジットカードで支払える税金が異なります
東京都は対応しているのに、横浜市はまだ、、、っていう税金、結構あります(泣)
ただ、クレジットカード納付できる税金の種類は年々増えているので、毎年チェックしてみるのが良いかと思います(^^)
現に横浜市も2020年に住民税のカード払が開始されました。



各税金、社会保険の説明と支払い方法

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ここからは各税金、社会保険ごとに説明と支払い方法をまとめていきます!

所得税(国税)

毎年の確定申告時にその年の所得に対して課せられる税金です。
確定申告の際に求めた金額を、期日までに自分で支払います。
納付書などが送られてくるわけではありません。
支払期日は確定申告の提出期限と同じです(例年だと3月15日)。
国税クレジットお支払サイトから支払いできます。
1万円につき約83円の決済手数料(税込)決済手数料がかかります。

予定納税(国税)

前年に収めた所得税が15万円を超えると、今年分の想定所得税の一部を前倒しで支払うという税金です。
大体6月中旬に税務署から案内が届きます。
この制度を知らないと、突如他の税金にまぎれて税務署から通知が届くので驚くこと必至です。
支払額および期日は、予定納税額の3分の1ずつを7月末と11月末です。

その年の5月15日現在において確定している前年分の所得金額や税額などを基に計算した金額(予定納税基準額)が15万円以上である場合、その年の所得税及び復興特別所得税の一部をあらかじめ納付するという制度があります。この制度を予定納税といいます。 No.2040 予定納税|国税庁

所得税と同じく国税クレジットお支払サイトから支払います。
こちらも1万円につき約83円の決済手数料(税込)決済手数料がかかります。

消費税(国税)

個人事業主であっても以下の基準に合致する場合は、消費税の納付義務が発生します。
・前々年の課税売上高が1,000万円を上回る
・前年の1月1日~6月30日の課税売上高が1,000万円を上回る
・消費税課税事業者選択届出書を提出している

納付時期は3月末です。
所得税と同じく国税クレジットお支払サイトから支払い可能です。
1万円につき約83円の決済手数料(税込)決済手数料がかかります。

住民税(市県民税)

住民税は前年の所得に比例する所得割と、均等に負担する均等割とに分かれています。
両者を合わせた納付書が6月ごろお住まいの市区町村から届きます。
一括払いの他、4分割払い(6・8・10・1月末)もできます。

横浜市では横浜市税 納付サイトから支払い可能です。
システム利用料として5,000円ごとに55円(税込)がかかります。
クレジット納税|横浜市



東京都も都税 クレジットカードお支払サイトから支払い可能です。
決済手数料が10,000円ごとに80円(税込)かかります。



ちなみに東京都比べ、横浜市はこの住民税が高いです。。。。
東京都の場合所得割が10%、均等割が5,000円なのに対し、横浜市は所得割10.025%、均等割6,200円なのです。
所得割だけでも1200円の差。
2009年からの「横浜みどり税」900円、2007年からの「水源環境保全税」が0.025%と300円が加算されているそう。
それぞれ令和5年まで、令和3年までとされていますが、どうなることやら。
個人の市民税・県民税について|横浜市

個人事業税

都道府県に対して納付する地方税です。
70業種が課税対称で、税率も業種によって異なりますが大体3%〜5%です。
8月に納税通知書が送られてきます。これだけ8月なので忘れたころにやってくる感じです。。。
期日は8月末・11月末の年2回です。

神奈川県では2021年現在クレジットカード納付には対応していません。
東京都は都税クレジットカードお支払サイトから支払いが可能です。



個人事業税 - 神奈川県ホームページ

国民健康保険料

国民健康保険は、各市町村と都道府県が共同で運営する健康保険です。職場の健康保険に加入していない方すべてが、国民健康保険に加入する義務があります。

国民健康保険料は税金ではありませんが、多くのフリーランス・個人事業主の方が毎年払っているのではないでしょうか。
そして結構な金額しますよね。人によっては住民税より高額となることも。
できたらこれもクレジットカードで払いたいところですが、対応している自治体はまだまだ少ない印象です。

お住まいの自治体がYahoo!公金支払いの納付に対応している場合は、クレジットカード納付が可能です。
対応状況はこちらのYahoo!公金支払いのサイトから確認できます。

横浜市は2021年現在Yahoo!公金支払いに対応していません。
東京都ですと目黒区、世田谷区、品川区、江東区、豊島区、足立区などが対応してる様です。

国民年金

国民年金は、日本在住の20歳以上60歳未満の全ての人が加入する義務がある公的年金制度です。
国民年金もクレジットカードで支払うことが可能です。
ただし、他の税金のクレジットカード納付とは異なり、事前に手続きが必要です。
また、一度手続きをすると継続納付となります。前納も可能。

日本年金機構のWEBサイト「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」をダウンロードして記述の上、年金事務所の窓口に提出(または郵送)します。

前納も可能で、現金払いの前納と同額の割引が入ります。
前納の場合の支払月は、4月と10月(下半期前納の場合)8営業日目です。
4月払いの前納を希望する場合は2月末までの手続きが必要です。

私は一度郵送で手続きしたのですが、なにか不備があったのか支払えませんでしたという通知が来て、その後は納付書支払いになったことがあります。その後窓口に出向いて続きし直しましたが、お急ぎの方は窓口に出向いたほうが確実かもしれません。

国民年金保険料|日本年金機構

ポイントのつかないカードもあるので注意

実際に私が使っているマイルをためる系のクレジットカードでのポイントの実情をメモしておきます。

普段はANAワイドゴールド(VISA)で支払いつつマイルを貯めている私。
各種税金の支払いにも使えますが、国民年金だけはポイントが付与されないので注意が必要です!
他のカードも制限を設けているものもあるので、カード払いする際にはお使いのカードを調べてみてください(^^)

カードを利用しても、ポイントが付かないことはありますか? | 三井住友カード

では、年金を何で支払うのが得策かというと、リクルートカード(JCB)がおすすめです!
年会費をかけずに本家のJALカードと同じ分のマイルを貯められます♪

リクルートカードおすすめポイント
  • 年会費が永年無料!
  • 1.2%の高還元率で100円で1.2ポイント貯まる!
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注目すべき点は、Pontaポイントへ等価交換できること!
Pontaポイントは50%~100%でJALのマイルに交換できるのです!
つまり、リクルートポイント(1ポイント)=> Pontaポイント(1ポイント)=> JALマイレージバンク(0.5マイル)
本家のJALの普通カードは、年会費¥2,000で¥200につき1マイルで、0.5%の還元率なのので、リクルートカードは本家と同じ還元率になります♪

2021年の年金の保険料は16,610円/月ですので、12ヶ月分で199,320円です。
199,320円 ⇒ 2,391リクルートポイント ⇒ 2,391Pontaポイント ⇒ JAL 1,195マイル
年会費無料のリクルートカードで1年分の年金を支払うだけでJALマイルが1,195マイルが貯まるんです♪

もう年会費のかかるカードは増やしたく無い、けど年金の支払いでもマイルを貯めたい、というときにリクルートカード、おすすめです!
JCBなのでハワイでもJCBトロリーに乗れますしね♪

まとめ

こうやってまとめてみると、改めて支払うべき税金・社会保険、たくさんありますね。。。。
デメリットもありますが、クレジットカード払いは時短&お得でおすすめです。
必要経費ですが、せめて賢く支払って少しでも還元させましょう♪